窓ガラスについて知り合いの方と話している時に、絶対に割れないガラス窓ってありますか？という質問を受けたのですが、私もガラスの専門家ではないのでその時は回答を避けました。今思えば、絶対に割れないガラスというのは、ヤクザ映画で見かけるような防弾ガラスしかないでしょうね。もちろん、例え防弾ガラスであっても核爆弾が近くで爆発でもしたら、それこそガラスである以上は溶解するか、もしくは割れてしまうでしょうね。

ただし割れにくいガラスというのは、いろいろあるでしょうね。例えば、通常のガラスを防犯ガラスに交換するだけでも、ガラス破りが本業でもある空き巣が敬遠するくらいなので、相当割れにくくなるでしょうね。ちなみに防犯ガラスを調べてみたところ、2枚の板ガラスの間に強靭な分厚い中間膜やポリカーボネート板を挟み込んだものが防犯ガラスなのだそうですね。従って近年、空き巣が窓ガラスを割る手口として知られているドライバーによるこじ破り、あるいはバールなどによる打ち破りにも効果的なのだそうです。ちなみに私も仕事をしている最中に、機械のアクリル樹脂カバーがよく割れるので、ポリカーボネート板のカバーに替えてみたのですが確かにポリカは割れないですね。どうして割れにくいのかと申しますと、アクリルは硬いのですがもろいのです。

一方、ポリカの場合にはアクリル程硬くはないのですが、例え折り曲げても柔軟性があるので決して割れないのです。そういう意味では、そんな柔軟性のある割れにくいポリカがガラスの間に挟みこまれていれば、ドライバーを差し込もうとしても破りにくいでしょうね。それこそ、電気半田ごてでも突き刺さない限りは、貫通すること自体も難しいでしょうね。おまけに、貫通しないとその先にあるクレセント錠を解錠することはできないでしょうね。

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ところで、防犯ガラスに交換するまでもなく、防犯シートを貼るだけでも割れにくくなるでしょうね。